ハートランド、ハートランド、やっほ~やっほ~
と、ときめく心で ハートランドAGS21(ドットスリー)を買いに行った事を思いだす。
さて、早速ですが、レビュー
※スペック等は、DAIWAのHPで確認してね。
このロッドのコンセプト的には、ベイトフィネスです。
ですが、私も、あなたも思い描くベイトフィネスと言うのとはこのロッド違います。
村上さんも村上さん流のベイトフィネスとyoutubeでも言ってますが、その言葉をはるかに超えるほどに一般的に言われるベイトフィネスとは違います。
何がどう異なるかを少しずつご説明します。
説明と比較材料に、スティーズスカイレイ68を説明に入れますね。
ハートランドとスティーズは目指すとこは違うけど、DAIWAのハイスペックロッドであり、どちらもベイトフィネスというジャンルである。
まず、みんな気になる手感度ね!
ドットスリーの手感度は、いまいちです。
スカイレイ68を★5つとすると、ドットスリーは★3.5-4程度です。
長さからくる問題と、厚巻きの問題と思われますが、感度はシマノのポイズンアドレナよりも悪いと感じるくらいです。
ですが、手感度も色々ありまして、ボトムをズル引きすると、悪い!
でも、魚がアタックしたとか、ワームに食いついた時は、ガツンとあたりが手元に届きます。
再度言うけど、ボトムをズル引きでは感度悪く感じるけど、魚が食った時のあたりはガツンと来ます。これが、ドットスリーの感度の違和感なんですよね。
何度使っても、ボトムの感覚はスカイレイ68よりも、わかりにくい(>_<)
魚がワームを食い、あたりを感じたらラインであたりを聞きますよね、張るか張らないかのラインテンション、この時に(´~`)モグモグしてるのが手元に来るんです。
なんだか、自分でブログ書いててなんじゃそりゃ?ってなるw
ボトムは感じにくいのに、あたりはガツンと来るって変な感じでしょう・・・
だからね、今までのロッドの感覚で使うと、すごく違和感になるんです。
仮に、感度イイ?って聞かれると、たぶん悪いと言うでしょう。
私が最初に感じたのは、悪いと感じたのだから、きっと他のバスロッド経験者はきっと感度悪く感じると思うんです。※ハートランド特有なのかもしれないです。
長さについて
めっちゃ長いです。これね、正直77以内、いや、72位だったら、もっと売れたんじゃないかな?それくらい長いと感じます。慣れでどうにかなる部分もあるけど、使う場所は限られます。
まず、立ち位置からの後方と上部、横に草などあるとOUTです。
スグにバックラッシュ~
あと、フッキングにも問題が出ます。
長いから上にも横にもロッドを引き込めません。
つまり、小場所で使うとフッキングミスも起きます。
最初は長さから、ロッドのふり幅が狭くてもフッキングはどうにかなると思っていたんですけど、40UP程度になるとスローテーパである点も問題なのか、顎を貫通できません。
40UPだとジャンプしてバレたりすることが多々ありました。
軽さについて
軽いと言う意見もあるけど、私個人は重いと思います。
長さから考えると軽いけど、バスロッドの重さとしては重い。
う~ん、バランスが悪いんです。
ハートランドは先重りしやすいロッドではありますが、ベイトフィネスって、リールも軽いのつけるでしょう?すると、バランスが悪い。
ジリオンSVくらいの重さでバランス的には丁度いい。
CTだと軽いからバランスが先重りしすぎて悪いです。
AGSについて
普通に使う分には、割れるって無いと思います。
ただ、ロッド洗う時に、念入りに洗うためにスポンジなどでつかむと嫌なパリッと音が出る場合もあるので、冷や汗出てしまった。Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
使い勝手の良さそうなバランスとは
ラインは8lb~12lbくらいまで、10lbまでが心地よく、12lbになるとフロロラインの重さが、先重り感をUPさせてしまう感じがします。
シンカーやワームの重量についてですが、シンカーは5g以上にならないとボトムの感度もわかりにくい状況になります。
3.5gのシンカーでボトム取るとなると、ボトムの質感まではわからなくなります。何かに当たったとはわかるけど、細かな情報が手元に届きません。
スカイレイ68で、3.5gシンカーでボトムをズル引くと、石に当たるとコツンと手元に来ます。
ドットスリーでは、コンと当たる感じがするけど、その時点でティップが少し入る感じになっており、手感度よりも、ロッドティップを見た方が良いと感じるでしょう。
また、石の上を転がるシンカーはスカイレイ68では石の表面の感じまで分かるけど、ドットスリーで3.5gシンカーだと感じられません。5gになるとどうにか感じられる。
それでもスカイレイ68がダイレクトな感度とするならば、ドットスリーは少しフィルターを掛けたような手感度になります。
ダウンショットで言うなら、ベストは、
全体的に、5g以上のシンカーに3.5~4インチ程度のワームって感じ。
3.5gのシンカーだと軽すぎる感覚になります。
本来3.5g以下ってのが、一般的なベイトフィネスの領域と異なる部分とも言えますよね。
多分、7gのキャロでも良いと思います。
9g以上で、スローテーパーゆえの、だるさが表面に出てきます。
ロッドの先はから20cm程度までは少し硬い印象です。
なので、竿先から自然に入ると言うよりも、20cm下からグイッと入り込んで、その部分から、更にスローテーパーっぽい曲がり方になります。
このロッドの素晴らしいとこは、この曲がり方!
綺麗に入っていき、バスロッドではありえない曲がり方になります。
磯竿で釣ってる感じかな?
ただ、ばらさないかというと、SVFコンパイルXのはりがあるのでロッドが戻ろうとする動きは強く出ますので、慣れるまではオートマチックに行くと言う感覚ではないです。
ばらしにくい部類には入ると思いますが、ロッドの癖に慣れる必要があります。
このドットスリーは、ダイワの3DXも45フルシールドも取っ払うといった大胆な挑戦を行われたロッドです。村上さんがやりたかった事が出来ていると思うけど、なんせ癖が強いロッドに仕上がっています。
一般的なベイトフィネスではありません。
また、バスロッドという感覚のロッドでもありません。
ハートランドは、ハートランドと言うジャンルなんです。
この言葉が一番ピッタリな気がします。
私の行くエリアでは、小貝川や鬼怒川の川スモール釣りにはすごく良いロッドじゃないかなって思っています。
最近多く行っている江戸川水系の小さな川では使いにくい。
多分、売る事は無いロッドだけど、使う機会はちょっと少ないロッドになりそうです。
もしも、知り合いからドットスリー買いたいと相談が来たら、たぶん進めないです。
う~ん、スティーズ買えと言いますね(笑)
それでも、見た目も、曲がりも美しい、ハートランドと言うロッドの世界を試してみたいとか、村上さんのロッドを一度経験したいなら、ドットスリーが良い!
以上
ドットスリーには、ヘビダンは気持ちいです。特に7gまで、
いや7gが超イイ。
9gだとやりにくいですね。
使い込んでみて、7gのヘビダンがとっても使いやすいとわかりました。
長くなりましたがお読みいただきありがとうございました。感謝